加味逍遙散(かみしょうようさん)とは?
加味逍遙散は、主に体質が虚弱な女性の心身の不調を改善する効果がある日本の伝統的な漢方薬です。特に、肩こりや疲労感、精神不安などの症状がある方に適しています。
どんな人におすすめ?
以下のような特徴や症状がある人におすすめです:
体質が虚弱な女性
肩こりがある
疲れやすい
精神不安がある
便秘気味
冷え症がある
効果が期待できる症状・疾患
冷え症
虚弱体質
月経不順
月経困難
更年期障害
血の道症(更年期に似た症状)
使い方
通常、大人は1日7.5gを2~3回に分けて飲みます。
食事の前か、食事と食事の間に飲むのがよいでしょう。
年齢、体重、症状によって、量を調整することがあります。
注意点
自分の体質や症状に合っているか確認しましょう。効果が感じられない場合は、継続使用を避けましょう。
カンゾウという生薬が含まれているため、血清カリウム値や血圧に影響を与える可能性があります。
サンシシという生薬を含むため、長期使用(5年以上)で腸の異常が起こる可能性があります。長期使用する場合は定期的に検査を受けましょう。
他の漢方薬と一緒に飲む場合は、含有生薬の重複に注意しましょう。
こんな人は使用に注意
胃腸が非常に弱い方(食欲不振、胃部不快感、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などが起こる可能性があります)
食欲不振、吐き気、嘔吐がある方(症状が悪化する可能性があります)
妊婦または妊娠の可能性がある方(使用を避けることが望ましいです)
授乳中の方(医師又は薬剤師に相談が必要です)
高齢の方(量を減らすなどの注意が必要です)
小児への使用
小児を対象とした臨床試験は行われていないため、使用する場合は医師又は薬剤師に相談しましょう。
加味逍遙散の特徴
加味逍遙散は、東洋医学で「気血両虚」と呼ばれる状態を改善します。これは、気と血の両方が不足している状態を指します。
主な生薬の効果:
当帰(トウキ):血行を良くし、貧血を改善
芍薬(シャクヤク):鎮痛効果があり、筋肉の緊張を緩和
柴胡(サイコ):精神を安定させる
牡丹皮(ボタンピ):血行を促進し、鎮痛効果がある
これらの生薬の組み合わせにより、体調を整えながら精神的な不安も和らげる効果があります。
まとめ
加味逍遙散は、体質が虚弱な女性の心身の不調を総合的に改善する漢方薬です。特に、冷え症や月経トラブル、更年期障害などの症状に効果があります。
当薬局での価格
3包 350円(税込)
21包 2,200円(税込)