四物湯とは?
四物湯(しもつとう)は、日本の伝統的な漢方薬の一つです。「四物」とは4つの生薬を意味し、主に女性の健康や血行の改善に用いられます。肌の状態を良くし、冷え症や月経不順などの症状を改善する効果があります。
どんな人におすすめ?
以下のような特徴や症状がある人におすすめです:
- 肌が乾燥し、つやがない
- 胃腸の調子は悪くない
- 以下のような症状がある:
- 産後や流産後の疲労
- 月経不順
- 冷え症
- しもやけ
- しみ
- 血の道症(更年期障害に似た症状)
特に、血行不良や貧血気味の方に適しています。
効果
- 肌の状態改善(乾燥やくすみの改善)
- 産後や流産後の回復促進
- 月経不順の改善
- 冷え症の緩和
- しもやけの改善
- しみの改善
- 血行促進
- 貧血の改善
使い方
- 通常、大人は1日7.5gを2~3回に分けて飲みます。
- 食事の前か、食事と食事の間に飲むのがよいでしょう。
- 年齢、体重、症状によって、量を調整することがあります。
注意点
- 自分の体質や症状に合っているか確認しましょう。効果が感じられない場合は、継続使用を避けましょう。
- 他の漢方薬と一緒に飲む場合は、同じ生薬が重複しないよう注意が必要です。
- 胃腸が非常に弱い方は、食欲不振、胃部不快感、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が出ることがあります。
- 食欲不振、吐き気、嘔吐がある方は、これらの症状が悪化する可能性があります。
- 妊婦や妊娠の可能性がある女性は、必ず医師又は薬剤師に相談してから使用しましょう。
- 授乳中の方は、医師又は薬剤師に相談の上、授乳の継続または中止を検討しましょう。
- 小児への使用については、十分な臨床試験データがありません。使用する場合は医師又は薬剤師の指示に従いましょう。
- 高齢者は、一般的に生理機能が低下しているため、減量するなど注意が必要です。
四物湯の特徴
四物湯は、血液を補い巡らせる効果があり、特に女性の健康維持に役立つとされています。
主な生薬とその効果:
- 地黄(ジオウ):血液を補う効果があります。
- 芍薬(シャクヤク):鎮痛効果があり、筋肉の緊張を和らげます。
- 川芎(センキュウ):血行を促進し、痛みを和らげます。
- 当帰(トウキ):血液を補い、血行を良くします。
これらの生薬が組み合わさることで、血行促進、貧血改善、そして女性特有の症状の緩和が期待できます。
まとめ
四物湯は、主に女性の健康をサポートし、血行を改善する漢方薬です。肌の状態改善や冷え症、月経不順などの症状に効果があります。
当薬局での価格
3包 300円(税込)
21包 1,800円(税込)