【漢方薬33】大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)

牡丹皮湯（ぼたんぴとう）とは？

牡丹皮湯は、主に月経トラブルや便秘を改善する効果がある日本の伝統的な漢方薬です。特に、比較的体力があり、下腹部痛があって便秘しがちな人に適しています。

どんな人におすすめ？

以下のような特徴や症状がある人におすすめです：

1. 比較的体力がある
2. 下腹部に痛みがある
3. 便秘しがち
4. 月経に関するトラブルがある

効果が期待できる症状

• 月経不順
• 月経困難
• 便秘
• 痔疾

使い方

• 通常、大人は1日7.5gを2～3回に分けて飲みます。
• 食事の前か、食事と食事の間に飲むのがよいでしょう。
• 年齢、体重、症状によって、量を調整することがあります。

注意点

1. 自分の体質や症状に合っているか確認しましょう。効果が感じられない場合は、継続使用を避けましょう。
2. 他の漢方薬と一緒に飲む場合は、含有生薬の重複に注意しましょう。特に、ダイオウを含む製剤との併用には注意が必要です。
3. ダイオウの下痢作用には個人差があるので、使用量に注意しましょう。

こんな人は使用に注意

1. 下痢や軟便がある方（症状が悪化する可能性があります）
2. 胃腸が非常に弱い方（食欲不振、腹痛、下痢などが起こる可能性があります）
3. 体力が著しく衰えている方（副作用が出やすくなる可能性があります）
4. 妊婦または妊娠の可能性がある方（使用を避けることが望ましいです）
5. 授乳中の方（赤ちゃんの下痢に注意が必要です）
6. 高齢の方（量を減らすなどの注意が必要です）

小児への使用

小児を対象とした臨床試験は行われていないため、使用する場合は医師又は薬剤師に相談しましょう。

牡丹皮湯の特徴

牡丹皮湯は、東洋医学で「瘀血」と呼ばれる状態を改善します。これは、血液の滞りによって引き起こされる様々な症状を指します。

主な生薬の効果：

• 牡丹皮（ボタンピ）：血行を促進し、鎮痛効果がある
• 桃仁（トウニン）：血液の滞りを改善する
• 芍薬（シャクヤク）：鎮痛効果があり、筋肉の緊張を緩和する
• 大黄（ダイオウ）：便秘を改善する

これらの生薬の組み合わせにより、月経トラブルや便秘を改善する効果があります。

まとめ

牡丹皮湯は、月経不順や月経困難、便秘などに効果がある漢方薬です。特に、下腹部痛があり便秘しがちな方に適しています。

※慢性的な症状や重い症状がある場合は、漢方薬だけでなく、適切な診断と治療を受けることが大切です。

当薬局での価格

お取り寄せ

3包　300円(税込)

21包　1,900円(税込)