【漢方薬138】桔梗湯(キキョウトウ)

桔梗湯とは？

桔梗湯（ききょうとう）は、日本の伝統的な漢方薬の一つです。主にのどの炎症を改善するために用いられます。名前の由来となっている桔梗（ききょう）は、主要な構成生薬の一つです。

どんな症状に効果がある？

以下のような症状がある方におすすめです：

1. のどがはれて痛む
2. 扁桃炎
3. 扁桃周囲炎

効果

1. のどの炎症の軽減
2. のどの痛みの緩和
3. のどの腫れの改善
4. 痰の排出促進

使い方

• 通常、大人は1日7.5gを2～3回に分けて飲みます。
• 食前または食間に服用します。
• 年齢、体重、症状によって、量を調整することがあります。

注意点

1. 患者の体質や症状を考慮して使用しましょう。効果が感じられない場合は、継続使用を避けましょう。
2. カンゾウ（甘草）が含まれているので、血清カリウム値や血圧値に影響を与える可能性があります。定期的な検査が必要です。
3. 他の漢方薬と一緒に飲む場合は、同じ生薬が重複しないよう注意が必要です。
4. 妊婦や妊娠の可能性のある女性は、必ず医師又は薬剤師に相談してから使用しましょう。
5. 授乳中の方は、医師又は薬剤師に相談の上、授乳の継続または中止を検討しましょう。
6. 小児への使用については、十分な臨床試験データがありません。
7. 高齢者は、一般的に生理機能が低下しているため、減量するなど注意が必要です。

桔梗湯の特徴

桔梗湯は、のどの炎症を改善する効果があります。

主な生薬とその効果：

• 桔梗（キキョウ）：痰を除去し、のどの炎症を抑えます。
• 甘草（カンゾウ）：他の生薬の効果を調整し、抗炎症作用があります。

これらの生薬が組み合わさることで、のどの痛みや腫れを効果的に改善する効果が期待できます。

まとめ

桔梗湯は、のどの痛みや腫れ、特に扁桃炎や扁桃周囲炎に関連する症状の改善に効果的な漢方薬です。のどの炎症を抑え、痛みを和らげる働きがあります。

当薬局での価格

3包　250円(税込)

21包　1,300円(税込)

※コタロー桔梗湯の在庫もございます。