サンテゾーン0.05%眼軟膏とは?
サンテゾーン0.05%眼軟膏は、目の表面や前方部分に生じた炎症を抑えるために使用されるステロイド系の目薬(眼軟膏)です。
目のまぶた(眼瞼)、結膜、角膜、強膜などの外眼部および前眼部で起こる炎症を鎮め、炎症に伴う充血や痛み、腫れ、かゆみなどの不快な症状を緩和することを目的としています。また、白内障手術など眼科手術後の炎症を和らげるためにも使用されることがあります。
主な対象となる症状・疾患
サンテゾーン0.05%眼軟膏は、以下のような外眼部および前眼部の炎症性疾患に対し、対症療法として用いられます。
- 眼瞼炎(まぶたの炎症)
- 結膜炎(目の表面を覆う膜の炎症)
- 角膜炎(角膜の炎症)
- 強膜炎・上強膜炎(眼球外膜の炎症)
- 前眼部ブドウ膜炎(虹彩・毛様体など、眼球前部のブドウ膜領域の炎症)
- 術後炎症(白内障手術やその他眼科手術後の炎症)
作用のしくみ
サンテゾーン0.05%眼軟膏に含まれるステロイド成分は、炎症を引き起こす物質の産生や放出を抑えることで、目の炎症やそれに伴う症状を軽減します。これによって目の充血や腫れ、痛み、かゆみなどを和らげ、視力への影響を最低限に抑え、快適な視界を保ちやすくします。
用法・用量
通常は1日1~3回、適量を結膜嚢(下まぶたを軽く引いてできる目のくぼみ部分)に塗布します。ただし、患者さんの症状や状態により、医師が用法・用量を調整することがあります。必ず処方医の指示に従って使用してください。
使用時のポイント
- 使用前に手を清潔に洗いましょう。
- チューブの先端がまつ毛やまぶたに触れないよう注意することで、汚染を防ぎます。
- 眼軟膏を塗布した後、まばたきを数回行い、軟膏を眼球表面全体に行き渡らせます。
注意点・副作用について
ステロイドを含む眼軟膏は、長期使用や頻繁な使用により、眼圧上昇や感染症の悪化、角膜への影響などの副作用が起こる可能性があります。そのため、必ず定期的な医師の診察を受け、自己判断で使用を中止したり、増量・減量したりしないでください。異常を感じた場合は、速やかに眼科医へ相談してください。
他の点眼薬・眼軟膏との併用
サンテゾーン0.05%眼軟膏を他の目薬と併用する場合は、必ず医師・薬剤師に相談し、指示を守ってください。一般的に、複数の点眼薬や軟膏を使う場合は、指示された順番や間隔を守ることで、効果的かつ安全な治療につながります。
まとめ
サンテゾーン0.05%眼軟膏は、外眼部から前眼部までのさまざまな炎症性疾患に対して用いられるステロイド系眼科用薬です。炎症による不快感や視界の乱れを軽減し、日常生活での目の負担を軽くします。正しい使い方や副作用に気をつけながら、医師の指示に基づき適切に使用することで、安全かつ効果的なケアが可能です。
当薬局の価格
1本 900円(税込)