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アレロック錠・オロパタジン塩酸塩錠とは
オロパタジン塩酸塩錠は、第2世代の抗ヒスタミン薬に分類される医薬品です。
抗ヒスタミン作用に加え、抗アレルギー作用や抗炎症作用も持つ多機能な薬剤です。
主な適応症
この薬は以下のようなアレルギー症状に効果を発揮します:
成人と小児(7歳以上)共通:
アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)
蕁麻疹(じんましん)
皮膚疾患に伴うそう痒(かゆみ)
湿疹・皮膚炎
皮膚そう痒症
成人のみ:
痒疹
尋常性乾癬
多形滲出性紅斑
使用方法
成人:通常、1回5mgを1日2回(朝と就寝前)服用します。
小児(7歳以上):通常、1回5mgを1日2回(朝と就寝前)服用します。
年齢や症状に応じて、医師の指示のもと適宜増減されることがあります。
作用機序
オロパタジン塩酸塩は、以下のような作用を持っています:
抗ヒスタミン作用:アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの作用を阻害します。
抗アレルギー作用:肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制します。
抗炎症作用:アレルギー反応による炎症を抑える効果があります。
これらの作用により、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー症状を和らげます。
特徴
長時間作用:1日2回の服用で24時間効果が持続します。
眠気が少ない:第2世代の抗ヒスタミン薬は、脳への影響が少なく、眠気などの副作用が比較的軽減されています。
多彩な作用:抗ヒスタミン作用だけでなく、抗アレルギー作用や抗炎症作用も持っています。
幅広い適応:アレルギー性鼻炎から皮膚疾患まで、様々なアレルギー症状に効果があります。
注意点
自動車運転:眠気が出ることは少ないですが、個人差があるため、特に服用初期は自動車の運転や機械の操作に注意が必要です。
腎機能障害のある方:医師と相談の上、用量調整が必要な場合があります。
妊婦・授乳婦の方は、医師と相談の上で使用しましょう。
まとめ
アレロック錠・オロパタジン塩酸塩錠は、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹、様々な皮膚疾患に伴うかゆみなどのアレルギー症状を和らげる効果的な薬です。
多彩な作用を持ち、1日2回の服用で24時間効果が持続します。眠気が少ないため日中の活動に支障をきたしにくいのも特徴です。
ただし、どんな薬にも副作用の可能性はあります。使用する際は医師や薬剤師の指示に従い、気になる症状があれば速やかに相談しましょう。
当薬局の価格
10錠 600円(税込)
先発名:アレロック錠