乙字湯とは?
乙字湯は、長い歴史を持つ漢方薬の一つで、主にキレ痔(切れ痔)やイボ痔の症状を和らげるのに使われます。漢方薬は、複数の生薬(植物由来の薬)を組み合わせて作られており、乙字湯も例外ではありません。
どんな人に適している?
この薬は、症状があまり重くなく、体力が普通程度の方に適しています。激しい症状や体力が極端に落ちている場合は、医師に相談して他の治療法を検討する必要があるかもしれません。
使い方は?
通常、大人の場合、1日に7.5グラムを2〜3回に分けて飲みます。食事の前か、食事と食事の間に飲むのがよいでしょう。ただし、年齢や体重、症状によって量を調整することがあります。
注意点:
体質や症状に合わせて使用することが大切です。効果が見られない場合は、長期間の使用は避けましょう。
乙字湯にはカンゾウ(甘草)という生薬が含まれています。カンゾウは血液中のカリウム濃度や血圧に影響を与える可能性があるので、定期的な検査が必要かもしれません。
他の漢方薬と一緒に使う場合は、同じ生薬が重複していないか確認しましょう。特に、ダイオウ(大黄)という生薬が入った薬との併用には注意が必要です。
ダイオウには下剤としての作用があり、その効き方には個人差があります。使用量には十分注意しましょう。
まとめ:
乙字湯は、痔の症状を和らげるのに役立つ漢方薬です。しかし、どんな薬にも言えることですが、使い方や注意点をしっかり守ることが大切です。症状が気になる場合は、まず医師や薬剤師に相談してみましょう。自分の体質や症状に合った適切な使用法を見つけることで、より効果的に痔の悩みを緩和できるかもしれません。
当薬局での価格
3包 320円(税込)
21包 1,900円(税込)