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アレジオン錠・エピナスチン塩酸塩錠とは
アレジオン・エピナスチン塩酸塩錠は、第2世代の抗ヒスタミン薬に分類される医薬品です。抗ヒスタミン作用に加え、抗アレルギー作用や抗炎症作用も持つ多機能な薬剤で、特に気管支喘息にも効果があるのが特徴です。
主な適応症
この薬は以下のような症状や疾患に効果を発揮します:
気管支喘息
アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)
蕁麻疹(じんましん)
湿疹・皮膚炎
皮膚そう痒症(皮膚のかゆみ)
痒疹(かゆみを伴う皮膚病変)
そう痒を伴う尋常性乾癬
使用方法
気管支喘息、蕁麻疹、皮膚疾患:通常、成人は1回20mgを1日1回服用します。
アレルギー性鼻炎:通常、成人は1回10~20mgを1日1回服用します。
年齢や症状に応じて、医師の指示のもと適宜増減されることがあります。
作用機序
エピナスチン塩酸塩は、以下のような多彩な作用を持っています:
抗ヒスタミン作用:アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの作用を阻害します。
抗アレルギー作用:肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制します。
抗炎症作用:アレルギー反応による炎症を抑える効果があります。
気管支拡張作用:気管支を広げる作用があり、喘息症状の改善に役立ちます。
特徴
多機能性:アレルギー症状だけでなく、気管支喘息にも効果があります。
長時間作用:1日1回の服用で24時間効果が持続します。
眠気が少ない:第2世代の抗ヒスタミン薬は、脳への影響が少なく、眠気などの副作用が比較的軽減されています。
幅広い適応:アレルギー性鼻炎から皮膚疾患、喘息まで、様々な症状に効果があります。
注意点
自動車運転など:眠気が出ることは少ないですが、個人差があるため、特に服用初期は自動車の運転や機械の操作に注意が必要です。
腎機能障害のある方:医師と相談の上、用量調整が必要な場合があります。
妊婦・授乳婦の方は、医師と相談の上でご使用ください。
高齢者:一般に生理機能が低下していることが多いため、注意して使用する必要があります。
まとめ
アレジオン錠・エピナスチン塩酸塩錠は、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹、様々な皮膚疾患に伴うかゆみ、そして気管支喘息まで幅広い症状に効果を発揮する多機能な薬です。1日1回の服用で24時間効果が持続し、眠気が少ないため日中の活動に支障をきたしにくいのが特徴です。
当薬局の価格
10錠 800円(税込)
先発名:アレジオン錠