十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)とは?
十味敗毒湯は、さまざまな皮膚トラブルに効果がある日本の伝統的な漢方薬です。「十味」は10種類の生薬を使用していることを、「敗毒」は毒素を取り除くことを意味しています。
どんなときに使うの?
以下のような症状がある人におすすめです:
化膿性皮膚疾患(にきびなど)
急性皮膚疾患の初期症状
じんましん
急性湿疹
水虫
効果
皮膚の炎症を抑える
化膿を防ぐ
かゆみを軽減する
皮膚の新陳代謝を促進する
使い方
通常、大人は1日7.5gを2~3回に分けて飲みます。
食事の前か、食事と食事の間に飲むのがよいでしょう。
年齢、体重、症状によって、量を調整することがあります。
注意点
自分の体質や症状に合っているか確認しましょう。効果が感じられない場合は、長期間の使用は避けましょう。
カンゾウという生薬が含まれているため、血清カリウム値や血圧に影響を与える可能性があります。
他の漢方薬と一緒に飲む場合は、同じ生薬が重複しないよう注意が必要です。
こんな人は使用に注意
体力が著しく衰えている方(皮膚症状が悪化する可能性があります)
胃腸が非常に弱い方(食欲不振、胃部不快感、吐き気、下痢などが起こる可能性があります)
食欲不振、吐き気、嘔吐がある方(症状が悪化する可能性があります)
妊婦または妊娠の可能性がある方(医師又は薬剤師に相談が必要)
授乳中の方(医師又は薬剤師に相談が必要)
高齢の方(量を減らすなどの注意が必要)
小児への使用
小児を対象とした臨床試験は行われていないため、使用する場合は医師又は薬剤師に相談しましょう。
十味敗毒湯の特徴
十味敗毒湯は、体内に溜まった毒素や熱を取り除く効果があるとされています。そのため、にきびや湿疹などの「内側から来る」皮膚トラブルに特に効果があると考えられています。
また、血行を良くする効果もあるため、皮膚の新陳代謝を促進し、健康的な肌を保つ働きもあります。
まとめ
十味敗毒湯は、にきびやじんましん、湿疹など、さまざまな皮膚トラブルに効果的な漢方薬です。体内の毒素を取り除き、皮膚の炎症を抑える働きがあります。ただし、体質や状態によっては注意が必要な場合があります。使用する際は、自分の状態をよく確認し、必要に応じて医師や薬剤師に相談しましょう。
当薬局での価格
3包 320円(税込)
21包 1,900円(税込)