小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶりょうとう)とは?
小半夏加茯苓湯は、主に嘔吐症状を改善する効果がある日本の伝統的な漢方薬です。特に妊娠中のつわりに効果がありますが、その他の嘔吐を伴う症状にも使用されます。
どんな人におすすめ?
以下のような特徴や症状がある人におすすめです:
体力が中程度の人
つわりで悩んでいる妊婦さん
嘔吐を伴う症状がある人
効果が期待できる症状・疾患
妊娠嘔吐(つわり)
急性胃腸炎による嘔吐
湿性胸膜炎による嘔吐
水腫性脚気による嘔吐
蓄膿症による嘔吐
使い方
通常、大人は1日7.5gを2~3回に分けて飲みます。
食事の前か、食事と食事の間に飲むのがよいでしょう。
年齢、体重、症状によって、量を調整することがあります。
注意点
自分の体質や症状に合っているか確認しましょう。効果が感じられない場合は、継続使用を避けましょう。
他の漢方薬と一緒に飲む場合は、含有生薬の重複に注意しましょう。
こんな人は使用に注意
妊婦または妊娠の可能性がある方(医師又は薬剤師に相談が必要です)
授乳中の方(医師又は薬剤師に相談が必要です)
高齢の方(量を減らすなどの注意が必要です)
小児への使用
小児を対象とした臨床試験は行われていないため、使用する場合は医師に相談しましょう。
小半夏加茯苓湯の特徴
小半夏加茯苓湯は、東洋医学で「水毒」と呼ばれる状態を改善します。これは、体内の水分代謝が乱れて、嘔吐などの症状が出ている状態を指します。
主な生薬の効果:
半夏(ハンゲ):嘔吐を抑え、胃腸の働きを整える
茯苓(ブクリョウ):利尿作用があり、むくみを改善する
生姜(ショウキョウ):胃腸を温め、嘔吐を抑える
これらの生薬の組み合わせにより、嘔吐を抑え、胃腸の調子を整える効果があります。特につわりによる嘔吐に効果的ですが、他の原因による嘔吐にも使用されます。
まとめ
小半夏加茯苓湯は、つわりや他の原因による嘔吐症状に効果がある漢方薬です。体力が中程度の人に適していますが、特に妊婦さんのつわり対策として知られています。ただし、使用する際は、自分の状態をよく確認し、必要に応じて医師や薬剤師に相談しましょう。妊娠中の使用については、必ず医師の指示に従ってください。
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