
10錠 300円(税込)
100錠 2,500円(税込)
リボフラビン酪酸エステル錠20mgとは
リボフラビン酪酸エステル錠20mgは、ビタミンB2(リボフラビン)の誘導体を有効成分とする医療用医薬品です。通常のビタミンB2よりも体内での吸収が良く、高コレステロール血症の治療とビタミンB2欠乏症の治療・予防の両方に使用されます。
効能・効果
リボフラビン酪酸エステル錠20mgは、以下の症状・疾患に使用されます:
1. 高コレステロール血症
- 血中コレステロール値の低下
- 動脈硬化の予防・改善
- 脂質代謝の正常化
2. ビタミンB2欠乏症の予防及び治療
- 栄養不足による欠乏症
- 吸収不良による欠乏症
- 代謝異常による欠乏症
3. ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与する疾患
口腔・舌の症状:
- 口角炎:口の端が切れたり荒れたりする症状
- 口唇炎:唇の腫れや乾燥、ひび割れ
- 舌炎:舌の腫れ、痛み、色の変化
皮膚の症状:
- 脂漏性湿疹:皮脂の分泌が多い部位に起こる湿疹
目の症状:
- 結膜炎:目の充血、かゆみ、涙が出る
- びまん性表層角膜炎:角膜の表面が全体的に炎症を起こす
4. ビタミンB2の需要が増大する状況での補給
- 消耗性疾患:長期間の病気で体力が消耗している時
- 妊産婦:妊娠中・出産後でビタミン需要が増加している時
- 授乳婦:授乳によりビタミンが不足しやすい時
- はげしい肉体労働時:激しい運動や労働で消耗が激しい時
用法・用量
ビタミンB2欠乏症・関連疾患の場合
- 通常用量:成人1日5~20mg
- 服用回数:1日2~3回に分割
- 調整:年齢、症状により適宜増減
高コレステロール血症の場合
- 通常用量:成人1日60~120mg
- 服用回数:1日2~3回に分割
- 調整:年齢、症状により適宜増減
服用例:
- 20mg錠の場合、高コレステロール血症では1回1~2錠を1日3回
- ビタミンB2欠乏症では1回0.5~1錠を1日2~3回
ビタミンB2を多く含む食品
動物性食品:
- レバー:牛レバー、豚レバー、鶏レバー
- 乳製品:牛乳、チーズ、ヨーグルト
- 卵:特に卵黄
- 魚類:うなぎ、さば、いわし
植物性食品:
- 緑黄色野菜:ほうれん草、ブロッコリー、モロヘイヤ
- きのこ類:しいたけ、えのき、まいたけ
- 豆類:大豆、納豆、豆腐
- ナッツ類:アーモンド、落花生
副作用と注意点
よくある副作用
- 胃腸症状:胃のむかつき、下痢、便秘
- 皮膚症状:発疹、かゆみ
- 尿の変色:黄色く濃くなることがある(正常な反応)テロール管理
まとめ
リボフラビン酪酸エステル錠20mgは、ビタミンB2の誘導体として、高コレステロール血症の治療とビタミンB2欠乏症の治療・予防の両方に効果的な医薬品です。
高コレステロール血症に対しては比較的高用量を使用し、ビタミンB2欠乏症に対しては少量で効果が得られます。使用する際は、効果がないのに漫然と使用することを避け、定期的な検査により治療効果を評価することが重要です。
当薬局の価格
10錠 300円(税込)
100錠 2,500円(税込)