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立効散とは?
立効散(りっきょうさん)は、日本の伝統的な漢方薬の一つです。主に歯の痛み、特に抜歯後の痛みや一般的な歯痛の緩和に用いられます。「立効」という名前は、「すぐに効果が現れる」という意味を持ち、この薬の特徴を表しています。
どんな症状に効果がある?
以下のような症状がある方におすすめです:
- 抜歯後の痛み
- 歯痛
- 歯茎の痛みや腫れ
- 知覚過敏
特に、急性の歯の痛みに効果的です。
効果
- 歯の痛みの緩和
- 抜歯後の痛みの軽減
- 歯茎の腫れの改善
- 消炎作用
- 鎮痛作用
使い方
- 通常、大人は1日7.5gを2~3回に分けて飲みます。
- 食前または食間に服用します。
- 年齢、体重、症状によって、量を調整することがあります。
注意点
- 患者の体質や症状を考慮して使用しましょう。効果が感じられない場合は、継続使用を避けましょう。
- カンゾウ(甘草)が含まれているので、血清カリウム値や血圧値に影響を与える可能性があります。定期的な検査が必要です。
- 他の漢方薬と一緒に飲む場合は、同じ生薬が重複しないよう注意が必要です。
- 妊婦や妊娠の可能性のある女性は、必ず医師又は薬剤師に相談してから使用しましょう。
- 授乳中の方は、医師又は薬剤師に相談の上、授乳の継続または中止を検討しましょう。
- 小児への使用については、十分な臨床試験データがありません。
- 高齢者は、一般的に生理機能が低下しているため、減量するなど注意が必要です。
立効散の特徴
立効散は、歯の痛みを素早く和らげる効果があります。
主な生薬とその効果:
- 大黄(ダイオウ):強い消炎作用があり、痛みを和らげます。
- 黄柏(オウバク):抗炎症作用があり、歯茎の腫れを抑えます。
- 甘草(カンゾウ):他の生薬の効果を調整し、抗炎症作用があります。
- 牡丹皮(ボタンピ):鎮痛作用があり、痛みを和らげます。
これらの生薬が組み合わさることで、歯の痛みを効果的に緩和する効果が期待できます。
まとめ
立効散は、抜歯後の痛みや歯痛の緩和に効果的な漢方薬です。その名前の通り、比較的早く効果が現れるのが特徴です。歯の痛みを和らげ、炎症を抑える働きがあります。
なお、立効散は一時的な痛みの緩和に効果がありますが、歯の問題の根本的な治療には歯科医師による適切な治療が必要です。歯の痛みが続く場合は、必ず歯科医院を受診しましょう。
当薬局での価格
3包 250円(税込)
21包 1,600円(税込)